「自由設計」について解説!特徴や「注文住宅」との違いを解説

公開日:2023/06/15   最終更新日:2023/06/28

自由設計は、注文住宅と同じ意味合いだと考える人も多いのですが、自由設計と注文住宅には大きな違いがあります。この記事では、自由設計について詳しく解説します。自由設計と注文住宅・建売住宅の違い、自由設計のメリットやデメリット、注意点を詳しく紹介しますので、マイホームづくりの参考にしてみてください。

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「自由設計」とは?

自由設計とは、間取りの変更をすることは可能だが、設備や建物の仕様はハウスメーカーや工務店などが指定するため、自由に選択できない建築プランのことをいいます。

具体的には、和室向けの部屋を洋室へ変更したり、子ども部屋の数を増やしたりすることは可能ですが、キッチンや浴室などの設備を指定することはできないのです

自由設計と聞くと、住宅のすべてを自由に設計できると勘違いする人も多いのですが、自由に設計できるのは、間取りだけであることを理解しておきましょう。

「注文住宅」との違いは?

注文住宅は、間取りや外装、内装、設備などに自分の希望を取り入れることが可能な建設プランです。はじめからプランニングするため、オリジナルの住宅が実現します。

ただし、土地と建設費用を別々に支払うことになるので、価格は高くなるでしょう。自由設計と異なり間取り以外も自由に決められるので、こだわりの詰まった住宅を建てることが可能になります。

「建売住宅」との違いは?

建売住宅は、土地と住宅がセットになって売られている住宅のことをいいます。間取りや建物の仕様はすべて決まっており、完成した住宅を購入することになります。

基本的に間取りや建物の仕様は変えられないのですが、オプションを追加できる場合もあるので、ある程度の希望は取り入れられるかもしれません。

「自由設計」のメリット・デメリット

自由設計の住宅を購入するメリットやデメリット、注意点を見ていきましょう。

自由設計のメリット

最大のメリットは、家族に合う間取りを自由に決められ、注文住宅よりも安く購入できることです。自由設計は、決められた土地のなかで、可能な範囲で間取りを変更します。

そのため、注文住宅のように高額な工事費もかからず、家族に合った住宅が安く手に入るのです。また、自由設計の住宅は土地や建設会社は決まっているので、入居までの期間も比較的短くなるでしょう。

自由設計のデメリットや注意点

自由設計のデメリットは、建設会社を選べないことです。自由設計は、土地と住宅がセットで売られているため、建設会社は決まっています。

そのため、依頼したい建築会社や建築士がいる場合でも建設を依頼することは難しいでしょう。

自由設計の注意点は、デメリットである建設会社が選べないということと、建設会社によって自由に設計できる範囲が異なることを理解しておかなくてはいけない点です。

吹き抜けにしたり収納を変更したりすることも可能な建設会社もありますが、大幅に間取りを変更すると費用が高額になるケースもあるでしょう。場合によっては、注文住宅よりも費用がかかることもありますので注意が必要です。

また、2階建てを3階建てにしたり、リビングを1階から2階へ移動したりなどの大規模な変更は難しいでしょう。自由設計だからといって、なんでも変更できるわけでないので注意しましょう。

設計の知識がないと、希望を取り入れたとしても使いにくい間取りになってしまう恐れもありますので、担当者と相談しながら設計することをおすすめします。

「自由設計」と「注文住宅」ではどちらがおすすめ?

自由設計や注文住宅について解説しましたが、実際に住宅を購入する際はどちらを選ぶべきなのでしょうか。自由設計と注文住宅がおすすめの理由をそれぞれ紹介します。

コストを抑えたいなら自由設計がおすすめ

自由設計は、コストパフォーマンスのよさが一番の魅力です。設備や建物の仕様は決められませんが、間取りは自由に変更できます。

そのため、リビングを広くしたいというように、間取りだけ自分で決めたいという方ならば、注文住宅よりもコストを抑えて購入することが可能です

間取りを設計する際は、ライフスタイルや家族構成を考え、何十年も住み続けることを考えて設計しましょう。建物の仕様は決められないため、必ず実際の仕様を確認することが重要です。

設備や内装にこだわりたいなら注文住宅がおすすめ

注文住宅は、自分で土地探しや建築会社選びを行い、間取り・設備・仕様などすべて自由に決めることが可能です。そのため、住宅のすみずみまでこだわって決めたい場合には、注文住宅がおすすめです。

また、すでに土地を持っている場合も注文住宅を選ぶとよいでしょう。すみずみまでこだわるとコストは高くなり、完成までの期間も長くなります。

しかし、注文住宅ならば、自分の希望通りの住宅に仕上がるため、理想のライフスタイルを送れるでしょう。

まとめ

自由設計について解説しました。自由設計は、間取りが自由に変更できる建築プランであり、設備や建築の仕様はあらかじめ決められています。注文住宅に比べると自由度は低くなりますが、コストパフォーマンスがよく、家族構成やライフスタイルに合った間取りにすることが可能です。

ただし、建設会社によって自由に決められる範囲は異なり、変更の仕方によっては費用が高くなる可能性があります。コストを抑えたいが、間取りは自由に決めたいという方は、自由設計の住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

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